天然木の家では、柱や梁に『割れ』があるのをよく見かけませんか。
これは木の乾燥による収縮が一様でないために起こるものなのです。
昔から人々は、『割れ』は材料が木だから、当たり前のものと受け入れ、暮らしてきました。
長く暮らしていく住まいならではの、前向きな考えで、
多少のキズやひずみもわが家の表情として考えると愛着がわいてくるものです。
木には割れの他にも、反り、ねじれなどのひずみが起きます。
これは伐採後でも木が生きてるといわれる理由のひとつで、強度的にはあまり問題はありません。
ただ、住宅健在としては、扱いにくいところもあるんです。
でも、手のかかる子ほどかわいいと言うじゃないですか。
一緒に暮らしていくわけですから、 ここはひとつ、やんちゃぼうずと思って、仲良く、
末永いおつきあいを・・・・・。